2017年3月23日木曜日

いろんな開け方、ドイツの窓

昨日はドイツのドアについて書いたので、今日は窓について。ドイツの窓ガラスは二重窓が標準(賃貸でも!)なので、冬場結露に悩まされることがありません。


この冬は結露フリーに感動していた私。そもそも二重窓なんて、小学校の社会科の授業で習ったくらいで、


寒冷地に住んだことがないため全く身近なものではありませんでした。結露防止のためにも、日本にも二重窓がもっと普及すれば良いのですが。


そして窓の開け方についてですが、まずドイツの窓はスライド式で開きません。窓はこんな感じです。




ベランダへ出られる窓も、同じタイプでただ床まで縦長なだけ。ここで注目してほしいのは、取っ手部分です。




この取っ手が下に向いている状態で、窓にロックがかかっていることになります。




では、取っ手が横向きになるよう45°回してみましょう。どの取っ手も結構固くて、ちょっと力がいります。




すると、窓が開くようになりました。ドアと同じく内開きですね。よく開け閉めする窓だど窓辺にお花を、なんてできません。




次に、取っ手が上を向くようさらに回してみましょう。これは窓を一度閉めてからやってください。開けたままではできません。




取っ手が上向きだと、窓の上部分だけが開きました。室内の空気を入れ替える時などにぴったり。


しかも、窓の下部分ではなく上部分だけ開くということは、万が一雨が降ってきても家の中には雨が入ってこないということです。


考えた人、頭いい!ただし、ドイツの窓は網戸がないので、窓を開けると虫が入ってくる可能性はあります。


少し前までは本当に寒くて虫なんて見かけなかったのですが、最近は蝶々やテントウムシ(なぜかベランダにめっちゃいる)などよく見かけるようになりました。


さらに、窓の全体写真で窓の右側壁にロープのようなものが写っていますが、これは日本で言う雨戸を開け閉めするものです。




ロープを掴み、手前に引きながら上にロープを送っていくと…




窓の外にある雨戸が下りてきます。スライド式の日本の雨戸と違って、開け閉めするのにまず窓を開ける必要がないし


雨戸を触った指が何かちょっと汚れる…ということもないので便利です。全ての窓についているわけではありませんが、


夜には外からの見えやすさが気になるので閉めています。特に夏は夜10時頃でも明るいので、これを閉めないと子どもたちが寝てくれそうにありません。


夏と言えば、今月26日からサマータイムに変わります。今は日本時間マイナス8時間がドイツとの時差ですが、サマータイムだと7時間に変わります。


切り替わる瞬間は体験したことがないので、ただ時計が1時間ずれるだけでもちょっぴり楽しみです。


今日はここまで。


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