2018年2月28日水曜日

ドイツで私が白ネギの代わりに使っているもの

ここ最近は最高気温すらプラスの温度にならず、厳しい寒さが今更やってきたドイツです。


今朝幼稚園へ送りに行く時、気温はマイナス11度。子どもたちにはスノーウエアを着せています。


日本より家の中は暖かいドイツですが、何せちょっとでも外に出ると凍える寒さなので


やっぱり暖かい食べ物が欲しくなりますよね。しかも風邪気味男子が我が家に3人。


なので、昨日は初めてサムゲタンを作ってみることにしました。料理名は前から知っていたのですが


今まで一度も作ったことがなかったのです。ドイツでは基本的に鶏もも肉って骨つきしか


売っていませんが(日本人のたくさんいるデュッセルドルフでは別)、お肉自体は日本より安く買えますし、


手羽元もちゃんと売っているので1パック500gを1ユーロ99セントで買ってきました。


そしてサムゲタンには長ネギを入れると私の使ったレシピには書いてありましたが、


ドイツで長ネギを見かけない不思議…青ネギは売っているんですけどね。でも一見長ネギか!?


みたいな巨大ネギは特に今の季節たくさん置いてあって、それで代用することに。


ドイツ語ではPorree(ポレー)、日本語ではリーキやポロネギと言うそうです。




太いポロネギ2本セットで75セントという安さ…白ネギとの違いは、白ネギは葉が筒状になっていますが


ポロネギは葉先が平べったくなっており、緑の部分はもう筒状になっていません。栄養価はどちらも似たような感じですが


ポロネギは煮込むととろっとろにとろけるので、白ネギのような繊維の食感は完全に無くなります。




ネギ臭は大して強くないので、ネギの後味が苦手な人にもオススメですよ。ただ日本ではあまり栽培されておらず


ほとんど流通していないらしいので、ホテルなどに高値で卸されているよう…白ネギが一般的だからかな…


サムゲタンは塩、酒(白ワインで代用)、ニンニク、生姜という簡単な味付けと、圧力鍋のほったらかし調理で


すぐできたので、かなりオススメです。お腹が温まるって何だかホッとしますよね。




お米も一緒に入れたのでちょっとお粥風ですが、手羽元の軟骨成分・ポロネギとお米のとろとろでほっこり。


圧力鍋調理なので骨から簡単に身が外れるし、子どもたちも食べやすそうでした。


骨つき肉という見た目だけで初めは謎にテンション上がってましたけどね。ちなみに私の今日の朝ご飯と昼ご飯は


昨日の残りのサムゲタンです(笑)そろそろお昼の時間なので、お腹が空いてきたところで温め直してきます。


今日はここまで。


2018年2月19日月曜日

ドイツで初めて手作りうどん

昨日、いきなりうどんが食べたい熱に浮かされまして…しかも思い立ったのが幼稚園送り後の朝。


近所のアジアスーパーは午後3時オープンやからそれまで待てる気がしないし(思い立ったらすぐやりたいタイプ)、


中心街の大きいアジアスーパーまで行くのは往復1時間弱かかるしで気が乗らない。ということで、作ることに。


家に日本で言う薄力粉しかないことは分かっていたので、薄力粉で作れるのかをまず検索。


どうやら薄力粉だけでも作れるらしいので(本来は中力粉使用)、我が家にあるType 405の小麦粉で作ることに!


ドイツの小麦粉はType 数字で表示してあるのですが、詳しくはこちらに以前書いたので、良ければ読んでみてくださいね。


そして早速小麦粉、塩、ぬるま湯を袋に入れて揉み揉み。その後は足で10分ほど踏み踏み。




家に麺棒が無く、うまく生地を伸ばせませんでしたが、細めに切れば良いかーと思いながら


茹でること30分…(めっちゃ長いな)その間にうどん出汁、もちろん関西風も作り、ワカメと卵を投入していただきます!




うどん、茹で上がったら水分更に吸ってめちゃくちゃ太く仕上がりましたが、出汁が美味しすぎて


太さなんかどうでも良かったです(笑)小麦粉200gで作ったので結構多くて(当たり前)、途中で


『一味めっちゃ入れたい…』となったのですが我が家にあるのは赤唐辛子粉のみ。パッケージには『辛い』


って書いてあるんですが、これが全っ然辛くないんですよね…唐辛子の風味だけするって感じで。




ドイツ人は辛い食べ物が苦手な人が多いので、一味のような辛さを求めるならトルコスーパーかアジアスーパーへ


行かないと無い気がします。お腹パンパンになりつつもうどんは完食。意外と簡単にできたので、


今度は中力粉にできるよう小麦粉買ってきて子どもたちと作ろうかな!踏み踏みは絶対楽しいと思うので。


海外に住んでいると、日本食が恋しくなっても手軽に買えない(値段が高い・そもそも売ってない等)状況なので


どうしても食べたい場合は結局自分で作ることになるパターンが多いのですが、私は人生でうどんの手作りなんて


したことがなかったので良い経験になりましたし、何よりインターネットに大感謝です。


即検索!なんてできなかった時代のことを想像すると

  1. とりあえず自分で作ってみる
  2. 知ってそうな近くの人に聞く
  3. 手紙を出して親や友だちに聞く
  4. 高い国際電話をかけて親や友だちに聞く


くらいの選択肢しかないじゃないですか… 1.の場合は何度も失敗する可能性があるし、2.は知り合いの数によりけりで、


3.は手紙のやり取りにめっちゃ時間がかかるし、4.は時差があって今現在でもなかなかネット通話も難しいのに!


しかも聞きたい内容がうどんのレシピで電話したら当時怒られそう(笑)


旦那はドイツ人で我が家では『この日本食が無性に食べたい!』となるのは私くらいなので


1人で食べるんやったら…と日本食を作るやる気があまり起きないのですが、時々めちゃくちゃ


肉とジャガイモのあらゆる組み合わせ料理にはもう飽き飽き!!これもはやほぼ同じ料理やろ!!


という波が来るので、そのエネルギーを日本食手作りへの活力へ変換しています(笑)


あ、子どもたちも日本食は好きですが、特に料理名を覚えていないので(忘れてる?)、


「日本でよく食べてた◯◯が食べたい!」とかも言ってきません。料理名を言うと「あ〜あれ!食べたいなぁ」


とか言ってますけどね。そんな返しも長男限定です。2歳で日本を出た次男は特に覚えてなさそう。


ちなみに今は無性に肉まんが食べたいですよ。
今日はここまで。


2018年2月9日金曜日

猫の忍者必需品〜エサ編〜

私は猫飼い初心者なので、過去に数匹猫を飼っていた旦那と、忍者のブリーダーさんから聞いた方法で餌やりをしています。


まず、今回は肝心のエサ編!何を飼うにしても食べ物は絶対必要ですからね(笑)我が家でエサと水はキッチンに置いてあります。





黄緑色の容器に入っているのがドライフード、いわゆる『カリカリ』です。青色の容器は見ての通り飲み水用。


カリカリは常に食べられる状態にしてあります。犬を飼っていた私としては、あるだけ全部一気に食べるのでは…?


と思っていましたが、全然そんな事ありませんでした。ちょこちょこ食べをしています。


実はこのカリカリが完全栄養食なので、これと水だけで生きていけますが、猫によっては水は飲まずに


食べ物からしか水分を摂らないタイプもいるのです。そんな猫にはウェットフード。真ん中の白いお皿です。


ウェットフードはパウチタイプ・缶詰タイプなどがあり、我が家ではパウチタイプとアルミ缶タイプを使っています。








忍者はまだ生後6ヶ月なので、子猫用です。猫の食いつきとしてはやはりウェットフードの方が良いですが


柔らかいエサなので歯に歯垢が残りやすいのが難点。その点ではドライフードの方が歯垢が残りにくくて良いですね。


ただ忍者はどちらも満遍なく食べる上に、水も飲む子なので助かっています。ウェットフードは


朝晩の1日2回あげていますよ。平日朝、私たち夫婦の目覚ましアラームが鳴った10分後に


炊飯器でご飯が炊けてピーピー鳴るのですが、その炊飯器の音で『早くエサくれ』とキッチンにダッシュしていきます。


目覚ましアラームではサッと起きないのが忍者にバレバレでめちゃくちゃ不思議です。


アルミ缶タイプは、開けると缶の形のままなエサもあるので、それはさすがに小さくほぐしてからあげています。







ほぐしている間、エサの匂いはするのに私や旦那がエサをなかなかくれない!と思うのか何なのか


足元に絡んできてめちゃくちゃ鳴きます。そして急いで出したにも関わらず、1口食べて終わり。


みたいなことも多々。急ぎ損!!でもちょこちょこ食べをするので、また後で何度も食べに来るんですけどね。


ドイツは魚より肉の国なので、そんな飼い主対象にペットフード会社もマーケティングを行うからには


肉の種類を豊富にしよう!となるようで、鶏肉・牛肉・羊肉・七面鳥肉と様々な肉がキャットフードには


あるのですが、魚介類はただ『魚』とだけ書かれているものが多くて正直結構悲しいです(笑)


日本だとマグロ・カツオ・鮭とか色々ありそうな…日本で猫を飼ったことがないので、日本の


キャットフードに全く詳しくありませんが。猫は肉食なので、結局のところ食べてくれれば肉でも魚でも


どっちでも良い気はしますけどね(笑)あとは肉食繋がりで、エサは全て小麦粉やとうもろこし粉の入っていない


穀物なし(グレインフリー)のものを選んでいます。ペットフードメーカーとしては、小麦粉などを入れて


カサ増しした方が原価が抑えられますが、肉食の猫が本来食べるものではないので、消化不良を起こす猫も。


体調を崩せば結局もっとお金がかかるので、まだまだ小さい今から食事には気をつけたいと思っています。


小麦粉が入っているのに気づかず、買ってしまったからあげたことはありますけどね…!


ドイツでは色々な日用品をテストして、品質と価格で評価をつける機関があるのですが、キャットフードも漏れなく


テストされており、2017年のランキングが出ていました。こちらのホームページに優良〜及第点のキャットフード(ウェットタイプ)が


分かりやすく載っていたので、ドイツに住んでいる方は良ければ見てみてください。同じメーカーでも


「この味のみ良!」とかで結構面白いですよ。あと、ペットフード会社ではなくスーパーが独自に出している


エサたちが結構な高評価です。どのホームページにも『高品質=高価格ではない』と書いてあったのが印象的でした。


忍者にあげているパウチやアルミ缶タイプも、1つ20セントくらいですしね。次はおやつ編を書く予定です。
(→こちらに書きました)






今日はここまで。


2018年2月1日木曜日

ドイツの歯医者で歯磨き指導

ドイツでの歯科は日本人歯科医のいる所へ行く人も多いようですが、私はこちらこちらで書いたように


ごくごく普通のドイツ人歯科医がやっている所へ通っています。そして今日は歯のクリーニング兼


歯磨き指導の日でした。所要時間が1時間と聞いていたし、歯科衛生士から英語を話しているのを


聞いたことがないので(歯科医は英語も話せる)、1時間ドイツ語かぁ…とちょっとドキドキしながら行ってみたものの


私がドイツ語ネイティブじゃないと分かるや否や、めちゃくちゃハッキリ且つ早すぎないドイツ語で


分かりやす〜く説明してくれて大助かりでした。虫歯治療とかではないので、「こんな所にこんな詰め物された!」


なんて不安はないものの、せっかくお金払って歯磨きについて教えてもらうんですから、ちゃんと理解したいですしね(笑)


最後、歯磨き指導とクリーニングをしてくれた歯科衛生士のおばちゃんに、ちゃんと感謝を伝えたくて


「ゆっくりハッキリ話してくれてめっちゃ分かりやすかったです!ありがとう」って言ったら


「えっ分からない点あった!?」と逆に戸惑わせてしまいました。『おばちゃん、もしや意識して


ハッキリ喋ってたわけじゃないのか…?』と思いましたが、日本で何度も旦那から聞いている


『ドイツ人的解釈』を思い出しました。この『ドイツ人的解釈』とは、手放しで褒められると


むしろ皮肉を言っているのでは…?と思ってしまうドイツ人に多い解釈の仕方です。


日本で、旦那は知り合いからも赤の他人からも褒めちぎられる場面に何度も遭遇していますが(白人に憧れがある人が多いせいかも)


その度に『ドイツ人的解釈』で


  • シュッとしてる!→実はお腹が出てると言いたいのか…?
  • 鼻が高い!→実は鼻がデカすぎってことか…?(そもそもドイツで鼻が高いって風に褒めない)
  • 見た目が若い!→大学院卒業後もひたすら学生と間違われて良い事なし
  • 奥さんが若い!→妻を年齢で選ぶ浅はかな男と思われている…?


などなど、とにかくどう褒められても捉え方が何だか後ろ向き(笑)とりあえず疑ってかかるドイツ人。


そして今回、歯科衛生士のおばちゃんにストレートに感謝を伝えた私ですが、ドイツおばちゃんの解釈では


とても分かりやすかった!→実はドイツ語めちゃくちゃ分かりにくかったのか…!?


と思ってしまった様子でした。でも「本当にちゃんと全部分かったし、話し方が良かったって言いたかっただけ」と


説明したら笑顔に戻ってくれたので良かったです。歯磨き指導中は「歯磨き粉、今は何でも良い」と3回以上


言ってきたにも関わらず、「これ、プレゼントね」とちゃっかりオススメ歯磨き粉を渡してきたおばちゃん。良い人やった!


大事に使います。


「クリーニング後の今日1日は色の濃い食べ物、飲み物禁止ね」と言われたのですが、禁止の飲食物の例えに


コーヒー、紅茶、赤ワインは分かりますよ。でも赤ビートって。そんな食べへんやろ!?日本やったらカレーかなぁ。


今日は寒いので暖かいお茶を飲みたいところですが、おばちゃんの指示に素直に従って、大して好きでもない白湯を飲んでおります。


今日はここまで。