2017年3月31日金曜日

次男の誕生日

今日は次男の誕生日。早くも3歳になりました。誕生日が3月31日と言うと、日本ではみんなに


「めっちゃ早生まれやな!」と笑われていましたが、その日が出産予定日だったので出産予定日の時点でも笑われておりました。


でもドイツに来て学年の区切りが4月ではなくなったので、早生まれ関係なくなりましたね。ついでに言うと長男と私も出産予定日に生まれました。


12月26日が誕生日の長男も、クリスマスと近すぎて正直かわいそうに思いますし、去年なんて誕生日当日は


ミュンヘンの義理兄宅からシュトゥットガルトまで帰る日だった上に、引っ越し前だったのでオーブンがなくて


ケーキを焼いてあげることもできず、プレゼントだけあげるという誕生日でした。何かごめん。


せっかく引っ越ししてオーブンもあるし、次男の誕生日にはケーキを焼こう!ということで


幼稚園に送り届けた後すぐに取りかかりました。日本でもお菓子作りはよくしていたのですが


日本で使っていたのはオーブンレンジのオーブン機能。ドイツの家にあるのはビルトインタイプのもので、レンジ機能は無し。


火力が何だか強くて、庫内が大きいのに余熱もすぐ完了するので、今まで使っていたレシピでは


一発で焼きが成功するが不安だったため、ケーキミックスを使いました。誕生日なので見た目が賑やかという理由でこれを選びました。




今回は次男が主役なので、グルテンフリーではありません。旦那よ、ごめん。Papageienkuchen(パパガイエン クーヘン:オウムのケーキ)です。味は知りません。


カラフルだからこのネーミングなんでしょうが、似たようなカップケーキをいつぞやのホワイトデーに旦那が作ってくれたことがあり、私には既視感!


このケーキミックス以外に用意するものは、卵3個、ミネラルウォーター(なぜかガス入り指定)、食用油だけ。




材料を全て混ぜ、3等分した後はうち2つに色を入れます。濃いピンクはベリーっぽい香りがしましたが


果たして長男は食べてくれるでしょうか…(赤い食べ物全般ダメな人)そして緑は香りではわかりませんでしたが


ここはドイツなので日本のようにメロンではなく、おそらくWaldmeister(ヴァルトマイスター:クルマバソウ)という薬草だと思います。


グミ、ゼリー、ドリンクなど意外と色々なものにフレーバーとして使われていますので、ドイツで緑の食べ物、飲み物を見てもメロン味だとは思わないようにしましょう。




そして、それぞれの色をスプーンですくって天板に落としていく作業…色が重なると綺麗じゃないし、


当然生地がどろっとしているので、この作業が一番時間かかりました…しばらくやりたくないなと思ったほど(笑)




何とか広げ終えたので、早速オーブンへ。焼き時間は25分でした。




焼いた生地を冷ました後はデコレーションなのですが、デコレーション用の粉を水と混ぜ合わせるところの説明が


ドイツ語だから私の読解力の問題か、元々ざっくり書いてあるのか分かりませんが、とにかくどの程度のどろっと感が


必要なのかわからず、半分くらい塗ってみたところで「これ全面に塗るには足りないんじゃ?」となり




もっと水を追加して、何とか全面に塗れました。端5センチくらい塗れずに終えたらどうしようかと思いましたし。




最後にチョコスプレーのようなものをパラパラとかけて出来上がり。でもまずこの白いアイシングの表面が


すごい早さでつるっとなったので、すぐにパラパラかけても全然くっついてくれなくて、端の方とか転げ落ちていってしまいました。



正直このパラパラ、いらないんではないかとも思いましたが、初めてのオウムのケーキなので一応かけておきました。


このケーキでのお祝いは夜にします。果たして美味しいのか…不安ではありますが、喜んでくれるといいな。


今日はここまで。


2017年3月30日木曜日

ドイツのたばこ事情

私はたばこを吸わないので、たばこの煙って不快以外の何物でもないんですが…エコ大国ドイツ、喫煙者めっちゃ多いです。


日本は喫煙者の肩身が狭くなってきていると聞きますが、ドイツはとにかく歩きたばこが多い!


毎日幼稚園への送り迎えで通る高架下トンネルがあるのですが、長いトンネル内で歩きたばこをしている人が


本っ当にたくさんいて、息を止めておきたいくらいに臭い!のですが、いつまでも息は止めていられません。


食事を提供するカフェやレストラン、また公共の場では禁煙という非喫煙者保護法が施行されている(2007年)のですが


もっと歩きたばこに対しても力を入れて欲しいです。ほんまに。日本では路上喫煙禁止エリアがありますが、私が日本で住んでいたあたりでは


路上喫煙禁止エリアでも観光客も多くて『罰金って誰かほんまに徴収しに来るん?見たことないけど』という感じでした。


ちなみにドイツでは18歳から喫煙可能です。少し前までは16歳からだったのですが、引き上げられました。


ドイツのたばこは箱入りのものもありますが、たばこの葉を買って自分で紙で巻いて吸う人もいます。


その方が安いらしいのですが、そのお金セーブしたいならたばこやめれば、と思いますよ…


売っているのはスーパーのレジ前、駅の売店、たばこ自販機をよく見かけます。とにかくパッケージの写真で


伝えたいメッセージがダイレクトすぎて、あまり目にしていい気はしません。血を吐いている女性、体の一部に穴、など…






以前は文章だけだったのですが、写真入りにしなければいけなくなったようです。


メッセージ自体も『喫煙は命取り』『喫煙は肺に害』『あなたが喫煙することで、あなたの子ども、家族、友人に害となる』


『喫煙により口腔癌や咽頭癌になる』『子どもの前での喫煙は、子ども自身も喫煙するようになる』など。




たばこ自販機は写真のように壁に取り付けてあり、購入の際は年齢確認のため、IDが必要となっています。


1箱の値段は今の所6〜8ユーロ。現金でもカードでも購入可。ジュースの自販機は駅でしか見かけないのですが


たばこ自販機は結構色んな所に設置してあります。そこの便利さいらん!と思いますが。


ドイツのたばこ消費量は年々減ってきているらしいのですが、4か月ちょっとしかドイツに住んでいない私にとっては全くどうなのかわかりません。


今住んでいるシュトゥットガルトのあるバーデン=ヴュルテンベルク州が最も喫煙率が低く、26.9%ですが、実感としては老若男女たばこ吸いまくり!なので。


もちろん子どもたちも色んな喫煙シーンを日々見ていて、プラスのイメージを持たれたら嫌すぎるので


アンチたばこ教育はしつこく続けていこうと思います。


今日はここまで。



2017年3月29日水曜日

イワシの缶詰ピリピリ

今日のお昼は魚介の気分だったので、スーパーの冷凍魚介コーナーをぶらぶら見ていたのですが


そこで見つけたのがこちら、ホタテ!Japanische Kammmuscheln(ヤパニッシェ カムムシェルン:日本の帆立貝)。mがしつこい!






「へー日本のねー」と思って値段を見たら高ぁぁ!!!ホタテの貝柱8個で11ユーロ99セントて誰が買うのか!?


他の冷凍魚介もパッとしないし、と魚介缶詰コーナーへ移動。そこで見つけたのがイワシのオイル漬け。




イワシ製品はドイツによく売っていますが、これはピリピリという名前が何だかツボで買ってみました。


ピリピリに火のイラスト入りなので、言いたいこと、めっちゃわかります。1缶1ユーロ99セント。


しかも原材料がイワシ、オリーブオイル、ピリピリ唐辛子、食塩だけなのでとってもシンプル。


原材料のピリピリ唐辛子がものすごくツッコミ待ちしてるように感じましたが、実際そう書いてあったのでとりあえずそのまま翻訳。




そしてだんだんこのピリピリ唐辛子の存在が気になってきたので、調べてみたところ、まさかの唐辛子の品種名でした…


キダチトウガラシ種で、沖縄のシマトウガラシやメキシコのタバスコと同じ種に属するそう。


ピリピリはポルトガルにあるらしく、確かに距離的には(日本と比べると)遠くないなと思いました。


他国が陸続きという感覚は未だ芽生えませんが…


缶詰を開けてみると、何だか小さくて可愛らしいピリピリが!ピリピリの中はめっちゃ種が詰まっていました。




私は辛いもの好きですが、鷹の爪を丸ごと食べるほどではないので、ピリピリを丸ごと食べることに多少不安はありましたが



オイル漬けだったお陰か、ピリピリの辛さがこういうものなのか、とても美味しく食べられました。


この缶詰には2ピリピリしか入っていませんでしたが、4ピリピリくらい入っていても良かった!


あ、肝心のイワシも美味しかったですよ!私の魚介食べたい欲を満たしてくれましたしね。


***


今朝買い物を終え帰宅した私、マンション地下室に普段自転車を停めているので、エレベーターで地下階へ行こうとしていました。


マンションにはエレベーターが2台あり、それぞれサイズが大小あるのですが、自転車も乗せるには大きい方しか使えません。


でもちょうどエントランス階に止まっていたのは小さい方だったので、同じタイミングでマンションへ


帰ってきていたおばあさんに小さい方に乗って行ってもらおうと思い、「大きい方に乗るので」と言うと


何を思ったかおばあさん、小さい方のエレベーターで適当に上の方の階のボタンを押し、小さい方を上に送り


大きい方がエントランス階に来るようにしてくれました。そして大きいエレベーターが到着、おばあさん乗り込む(なぜ?)、


「地下1階か地下2階のどっちに行くの」と聞いてきて、一緒に地下階まで降り、私が地下室に自転車をしまうまで


エレベーターのドアを押さえて待機してくれていました。私の頭の中はそりゃあもう疑問でいっぱいでしたよ。


そして「ありがとうございます」と言いながらもちろんまた同じエレベーターに乗り、自分の住む階のボタンを押そうとしたら


おばあさんが「ここで合ってるわね」(←!?)と私の住む階のボタンを押し、それより少し上の自分の階も押し


世間話を少ししてから私が先に降りました…このおばあさん、確かにマンションで何度か会ったことはあるし


会うと挨拶はしますが、家に招いたことなんか当然ないし、何で私の住んでる階まで知ってんの!?


エレベーター、以前も乗り合わせたことあったか!?と色々記憶を遡りましたが、印象に残るようなこともなく


『ただおばあさんの記憶力がめっちゃ良いだけ』であることを願います。正直ちょっと怖かったので…


今日はここまで。


2017年3月27日月曜日

初めまして、コールラビ

ドイツに来てから初めて出会った野菜、Kohlrabi(コールラビ)。スーパーでは何度も見かけていましたが





一体何なのかよく分からず手を出さずにいたら、ある日旦那が買ってきました。昔から好きだそうな。


生でスライスしただけでも美味しかったです。コールラビのKohl(コール)はドイツ語でキャベツという意味で、



ラビは蕪という意味のRübe(ルーベ)から来ているそう。実際の発音は『コーラービ』と聞こえます。




子どもには不評でしたが、私も気に入ったのでそれ以降、1玉45セントの時に買うようになりました。


下から


上から


コールラビ自体はアブラナ科の植物で、食べる部分は茎が肥大したものです。紫色のものもありますが、



今のところこの薄緑のものしか見ていません。(ちゃんと見ればあるのかもしれませんが笑)表面の薄緑の皮部分を厚めに剥いて食べます。


肝心の味は何だか辛味のない大根のような感じ。むしろちょっと甘い。ブロッコリーの茎やキャベツの芯に似ていると


ウィキペディアには書いてありましたが、何かもっと他に良い例えなかったんかと言いたい(笑)


いや、本当に美味しいんですよ。箸休めに丁度良いし。(食事にほぼお箸は使っていませんが)


ずっとスライスしただけのを食べるのもなぁと思い、日本から大量に送ってもらった塩昆布で浅漬けにしてみました。


味気ない容器に入っててすみません


同じ作り方をしているキュウリの浅漬けは子ども達が大好きなので、スライスコールラビが好きじゃなくても


浅漬けならいけるかと思いきや、これまた不評でしたが…旦那には好評でした。しかも昆布の色がついてコールラビが一部茶色いだけなのに


「この茶色のソースは何なのか。醤油か」と何度もしつこく聞いてきて謎でした。だから塩ひとつまみと塩昆布しか入れてないって…


コールラビは煮物にも向いていて、クリーム系のスープに入れたりするみたいです。最近は暖かくなってきたので


温かいスープで体がポカポカ〜みたいなのを家族が誰も欲してこなくなってきましたが、子どもが嫌がっても1度は試してみたいです(笑)


***


日曜日の昨日から、ついにサマータイムが始まりました。実際のところ、夫婦揃って忘れていまして


平日よりゆっくり起きて、リビングの時計を見て「9時半かー」とのんびりしながらふとスマホを見ると、10時半になっていて


「サマータイム今日からやったやん!」と旦那に言って家の時計たちを1時間進める、といった感じでした。


夜中の2時に切り替わるので当然寝ていましたし、この日曜日は特に時間を気にする用事もなかったので大したことはありませんでしたが。


出勤予定などがある人は気をつけないと1時間遅刻ということになってしまいますね。


今年のサマータイムが終了するのは10月29日。それまで日本との時差は7時間です。


今日はここまで。


2017年3月24日金曜日

ドイツで買ったマスカラ レビュー

日本からマスカラは数本持ってきていたし、日本からも引っ越し後両親が送ってくれたので絶対買わないと!


というわけではなかったのですが、ドイツはプチプラコスメが豊富なので気軽に試してみる気になり、こちらで買ったマスカラ2本のレビューです。



まず1本目、日本でもよく知られているロレアルパリ。これは『フィルムタイプで、お湯で落とせるやつを買ってきて』と



旦那に頼んだところ、マスカラがありすぎてどれを買えばいいのか分からなかった旦那が店員に聞き、買ってきたものです。







商品名を見た瞬間吹きました。ミス マンガてどういうこと(笑)当然のdmにて8ユーロ95セント。ドイツのマスカラにしては高いです。





この商品の特徴としては、マスカラブラシの柄が曲がることなんでしょうが、正直言ってこの機能全然いらないと思います。


柄がしなる程マスカラをまつ毛に押し付けませんし…そしてマスカラブラシがめっちゃデカくて目の端の方とか塗りにくいです。






ブラシ自体も毛の長さがまばらなタイプで、見た目も何だか汚く見えます。しかも『お湯で落ちる』ことを条件としたので


ウォータープルーフではないため、マスカラ下地を塗らなければビューラーでカールしたまつ毛が途端に下がります!



商品名のMEGA VOLUME通り確かにボリュームは出ますが、綺麗には出ません。いわゆるひじきタイプです。



元々まつ毛が長くてカールしていて、でもまつ毛が金髪だから黒く塗るのってタイプの方(日本人ではまずいなさそう)には使える商品なんではないでしょうか。



捨てるわけにもいかないので時々使っていますが、小雨に降られるとばっちりパンダ目です。


2本目はマンハッタンのウォータープルーフタイプ。にじまないともマスカラ本体に記載されていました。






そしてまつ毛を太く、長く見せてくれるそう。眼科アレルギーテスト済み。ロレアルパリより細身のボトルです。





そして肝心のウォータープルーフに関してですが、夕方あたりにはやっぱり滲みます。んー残念。


dmにて2ユーロ45セントだったので、値段に関しては満足していたのですが。ドイツのドラッグストアコスメブランド、みんなこんな値段です。


そしてコスメたちが1つずつパッケージに入っていないのも、初めは衝撃的でした。マスカラとか、この写真に載せているのと


同じ状態で商品棚に立ててあります。日本のマスカラ、大体透明なプラスチックの箱に入っていませんか?


その箱の裏面に商品の特徴とか書いてあって、商品説明を読むのが好きな私としてはコスメを選ぶ上で楽しみの一つでしたが…


ドイツではマスカラボトル自体に書いてある簡単な説明しか読むものがないので、選ぶときめっちゃ困ります。


なぜならどれも大概同じようなことしか書いていないから(笑)


ところで、私がお湯で落ちるタイプのマスカラを見つけられたのかどうかですが、こちらでは主流ではないらしく(あんなに便利なのに!)


今のところ見つけたのが1つだけ。Catriceというブランドのこちらです。商品名がBetter Than Waterproof Wash Off Waterresistant Volume Mascaraって完全に


お湯で落とせるフィルムタイプマスカラの説明やないかーい(笑)パッケージに詳細説明が書けないから説明をそのまま商品名にした感じ。


これは近くのdmで取り扱っていないので、またどこかで買ってこようと思っています。4ユーロ49セントなら許せる値段。


これ以外にもドイツにフィルムタイプマスカラあるの知ってる!って方、是非教えてください。


今日はここまで。



2017年3月23日木曜日

いろんな開け方、ドイツの窓

昨日はドイツのドアについて書いたので、今日は窓について。ドイツの窓ガラスは二重窓が標準(賃貸でも!)なので、冬場結露に悩まされることがありません。


この冬は結露フリーに感動していた私。そもそも二重窓なんて、小学校の社会科の授業で習ったくらいで、


寒冷地に住んだことがないため全く身近なものではありませんでした。結露防止のためにも、日本にも二重窓がもっと普及すれば良いのですが。


そして窓の開け方についてですが、まずドイツの窓はスライド式で開きません。窓はこんな感じです。




ベランダへ出られる窓も、同じタイプでただ床まで縦長なだけ。ここで注目してほしいのは、取っ手部分です。




この取っ手が下に向いている状態で、窓にロックがかかっていることになります。




では、取っ手が横向きになるよう45°回してみましょう。どの取っ手も結構固くて、ちょっと力がいります。




すると、窓が開くようになりました。ドアと同じく内開きですね。よく開け閉めする窓だど窓辺にお花を、なんてできません。




次に、取っ手が上を向くようさらに回してみましょう。これは窓を一度閉めてからやってください。開けたままではできません。




取っ手が上向きだと、窓の上部分だけが開きました。室内の空気を入れ替える時などにぴったり。


しかも、窓の下部分ではなく上部分だけ開くということは、万が一雨が降ってきても家の中には雨が入ってこないということです。


考えた人、頭いい!ただし、ドイツの窓は網戸がないので、窓を開けると虫が入ってくる可能性はあります。


少し前までは本当に寒くて虫なんて見かけなかったのですが、最近は蝶々やテントウムシ(なぜかベランダにめっちゃいる)などよく見かけるようになりました。


さらに、窓の全体写真で窓の右側壁にロープのようなものが写っていますが、これは日本で言う雨戸を開け閉めするものです。




ロープを掴み、手前に引きながら上にロープを送っていくと…




窓の外にある雨戸が下りてきます。スライド式の日本の雨戸と違って、開け閉めするのにまず窓を開ける必要がないし


雨戸を触った指が何かちょっと汚れる…ということもないので便利です。全ての窓についているわけではありませんが、


夜には外からの見えやすさが気になるので閉めています。特に夏は夜10時頃でも明るいので、これを閉めないと子どもたちが寝てくれそうにありません。


夏と言えば、今月26日からサマータイムに変わります。今は日本時間マイナス8時間がドイツとの時差ですが、サマータイムだと7時間に変わります。


切り替わる瞬間は体験したことがないので、ただ時計が1時間ずれるだけでもちょっぴり楽しみです。


今日はここまで。


2017年3月22日水曜日

家から閉め出されました

そのうち経験するとは思ってたんですが…できればやりたくなかった。タイトル通り、昨日家から閉め出されました。


なんで?という感じなので、まずドイツのドアについて説明します。ドイツのドアは基本的に、玄関ドアで言うと外側からドアノブが回らない仕組みです。




この写真は今住んでいるマンションの玄関ドアを外側から撮ったものなのですが、まさにこのドアノブが回らないのです。


つまり、本来ドアノブを回してガチャッとやることができないので、ドアは開けられません。そこで使うのが家の鍵。


ドアを閉めただけで鍵をかけていない状態であれば、鍵を差し込んで回すと(うちの場合左に45°くらいで)ドアが開きます。


鍵を回すのがドアノブを回すことの代わりとなるのです。外出で鍵をかける時は、鍵を反対に(うちの場合は右回りに1周)回します。


そして昨日、子どもを迎えに幼稚園へ行こうと思って家を出た私は、うっかり鍵を持って出るのを忘れて閉め出されてしまったのでした…


ドイツ在住の方なら1度はやると思いますが、ドイツ人でもたまにやらかします。昨日の場合、不幸中の幸いか


鍵以外に重要なお財布や携帯電話は持っていたため、すぐ旦那に連絡し、私はそのままお迎えに行き、私たちが帰宅する前に旦那が家に帰ってきてくれていました。


でも帰ってきた際旦那に言われたのは「危うく家に入れないところやった!」と。私は一人で自宅にいる際、鍵を持って出るのを忘れないため


写真のように玄関ドア内側の鍵穴に家の鍵を挿していました。(それでも忘れましたが)でも、内側の鍵穴に鍵が刺さった状態では、外側から鍵を使っても本来開けられないのです。


玄関ドア内側にも鍵穴あり


しかし今回の場合は私が内側から鍵を浅く挿していたらしく、外側から旦那が自分の鍵を必死にガチャガチャやって内側の鍵を押し返し、無事開けることができたそう。


もしこれで開かなかった場合、専門家を呼び鍵を開けてもらわないといけなくなるので、高額出費となるところでした…


そして気付いた方がいたかもしれませんが、ドイツのドアは外から内に向かって開きます。日本で玄関ドアを外側から開ける際は、引っ張り開けますが


これはどうやら、日本の『玄関で靴を脱ぐ』文化から来ているよう。ドアが内側に開くと、ドアの通る範囲に靴が置けませんしね。


ドイツのドアが内側に開くのは、防犯上の理由だと大学で履修していたドイツ語の先生が言っておりました。


外から誰かが家に押し入ろうとしてきた場合、日本のドアだと家の内側からドアを引っ張って抵抗しなければいけません。引っ張れるのはドアノブだけだしなかなか難しい。


ドイツのドアならドアの前に重い物を置くなり、みんなでドアを押すなりして抵抗しやすい、という話でした。


そして玄関先でドイツ人は靴を脱ぐのかと言うと、それぞれの家庭によります。旦那は脱ぐ家庭で育ってきたので


日本の玄関先で靴を脱ぐ文化には何の抵抗もなかったようですし、何より衛生面でもその方がいいとドイツに引っ越して来てもみんな揃って玄関に靴を置いています。


子どもが床で遊んだりするので、土足文化家庭の子どものおもちゃはちょっと砂っぽくなってきたりするのでしょうか。(土足文化家庭子育て事情を全く知らないので)


子どもたちの通う幼稚園では、上履きを使っている(写真はこちら)のですが、送り迎えで親が幼稚園に入る際は土足のままです。


教室などに入る時、スリッパに履き替えていた日本の幼稚園とはまた少し違うよう。


家電や家具を運び入れてもらったり、マンション設備の点検に来たりした人たちは、そのまま土足でした。


日本の引越し業者で『白い靴下でお伺いします』みたいなのを思い出して、ここはドイツなんやと実感しました(笑)


話がドアから土足文化の話にそれましたが、とにかく鍵は気をつけます。特にドイツで一人暮らしの方は要注意ですね。


今日はここまで。