2017年2月16日木曜日

U9(ウー ノイン)

昨日は息子2人のMRワクチン追加接種でした。日本で言うと幼稚園の年中児にあたる、現在5歳の長男は、


年長になったらMRワクチンを追加接種するようにと日本では言われていたのですが、ドイツでは息子2人揃ってもう追加接種する年齢のようです。(次男は来月で3歳)


予防接種の注射自体は、痛みに至極弱い長男が初めて泣かずに終え、注射針を刺されている長男を見ていた次男が泣いていました…


そのまま本人が注射されている間も泣いていましたが(笑)


そして担当医から「もうすぐ次男はU7(ウー ズィーベン アー)を受けられるねー」という話があり、予約を入れてきました。


U7aというのは、日本で言う3歳児検診のようなもので、健康兼発達確認を行います。対象年齢は34〜36か月の子。


タイトルのU9は先月長男が受けたものです。ちなみにU1〜U11まであります。


U9の対象年齢は5〜5歳半で、日本で言うと就学時健康診断のようなもの。学校に通い始める前の大事な検査だそうです。


長男はKann-Kind(カン キント)という年齢で、直訳すると『できる子』ということで、本人や両親が同意した上で申請すれば、


今年の夏(学期始まりが8月なので)から小学校に入学‘できる子’という意味なのです。


申請するだけではなく、入学許可が下りる前にテストなどがあるそうなので、希望すればみんながみんな入学できるわけではなく、


特別体格が大きい、知能が特に発達している、などの基準があるようです。


今年の夏入学でKann-Kindの子は今年の7月1日〜12月31までに満6歳になる子。ちなみに長男は12月末生まれなのですが、入学させる予定はありません。


Kann-Kindに対してMuss-Kind(ムス  キント)というものがあり、それは入学することが義務となっている年齢の子のことです。


直訳すると『しなければいけない子』。つまり入学‘しなければいけない子’ということに。なので、長男は来年の夏にMuss-Kindとして小学校へ入学する予定です。


そして、U9についてですが事前に小児科で「家、人、木の絵を描いて持ってくるように」と言われていました。他に持って行ったものは当日朝の尿。


日本のように紙コップで採尿して、大きめの醤油さしみたいなものに入れるのではなく、高さ5cmほどのコップ型プラスチックに


直接入れていくシステムだったので、蓋つきだったものの道中こぼれないかちょっと不安でした。


そしてU9の検査自体は小児科で行われます。こういう検診は市役所などで集団検診という日本式しか知らなかったので、


普段から診てもらっている小児科医が検診してくれるというのは嬉しい驚きでした。


身長体重を測り終え、その後は発達検査。絵で描いてあるものの名前を言う、ヘッドホンで音声を聞きながら正しい絵を指差す(左右の耳それぞれ)、


四角・丸・三角を書き1つをハサミで切り取る、壁に貼ってる絵を見て何があるか説明する、視力検査を看護師らしき人(私服なので不明)がしました。


その後は担当医の診察室にて、直線の上を歩く(前へ後ろへ)、片足けんけん、片足で立つ、小児科医とキャッチボール・サッカー、前屈、背骨・腕・足・股間の触診がありました。


股間触診で長男の下着を下ろす際、担当医(女医)が「ここはお母さんとお父さんと、私以外には触らせたらダメだからね」と教えていたのが印象的でした。


世の中、変な人っているからな…と何だか考えさせられました。この年齢では誰かに何かされても、おかしい事なのかどうかも分からない場合もあると思うので。


U9の検査結果は「Super! 」(ズーパー:素晴らしい)と言ってもらえたので、何だかホッとしました。


特に絵に描いてあるものの名前を長男が挙げていっている際、後ろに座っていた私はドキドキしていたからです。


U9を受けたのはドイツに来て2か月しか経っていない時で『全部ドイツ語で何て言うかわかるんか…!?むしろ私が分からない自信ある!!』とハラハラだったので。


毎日幼稚園で朝から夕方まで過ごし、友だちもたくさんできているようで、ものすごいスピードでドイツ語力が上がっていっているお陰です。


兄弟間の会話は未だ日本語ですが、どんどんドイツ語単語が混ざってきており、ル◯大柴ドイツ語バージョンみたいになっているのは否定できませんが…


3月末に3歳となる次男は、U7aを4月に受けることになりました。人見知りをしない長男と違って、


次男は慣れない人に対しては無言を貫くタイプ(でもめっちゃ凝視する)なので、ちょっと不安です…


こちらは子どもたちがドイツに引っ越してきてから小児科でもらった、WHOが発行元の国際予防接種証明書です。


見た目の通り、イエローブックやイエローカードと呼ばれることも。





日本で受けた予防接種も、母子手帳の中身を英訳して渡したのでこの中に記載してくれています。名前や生年月日部分はさすがに隠しましたが!


でも日本の母子手帳とは違って、予防接種証明書なので検診結果などを書く欄がないのが少し寂しいかな…


今日はここまで。

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