ドイツの場合だと、そもそも日本の1階が1階とは呼ばれません。エレベーターではただ『E』や『ED』と表示されています。
ここで1階に行きたい!と思って1のボタンを押しても、日本でいう2階に着くので要注意。
『E』や『EG』とは、Erdgeschoss(エアドゲショス:直訳すると地面の階)の略で、それより上から1階、2階と数えます。
エアドゲショスより上はObergeschoss(オーバーゲショス直訳すると上の階)の略で『OG』と表示されていることもあります。
写真にあるエレベーターのボタンの『UG』は、Untergeschoss(ウンターゲショス:直訳すると下の階)の略で地下階のことです。『U』とだけ表示されていることもあります。
なので、日本式の地下2階〜3階まである建物の場合、ドイツ式の表記は
2(数字の前に『O』がつく場合あり)
1(同上)
E
U1
U2
となります。さらに、地下階の『U』が代わりに『K』の場合も。これはKeller(ケラー)の略で、地下倉庫のことです。
ドイツの集合住宅には地下倉庫があるのが一般的で、そこが駐車場兼地下倉庫になっているところや、地下倉庫だけのパターンもあります。
地下倉庫は1年を通して滅多に使わないものや、保存期間の長い食料を置いている人が多いです。
各部屋に鍵付きの倉庫が割り当てられているので、防犯も一応できているし、日本のマンションにも標準設備としてあればいいなぁと思っております。
そしてドイツのエレベーターの話に戻りますが、載せている写真でもわかるように、日本にはあるボタンがこちらにはありません。
さて何でしょう??(もう一度写真を載せておきます)
答えは“閉じるボタン”でしたー。子連れで出かける時はまだベビーカーを使うので、駅、ショッピングセンター、集合住宅などでエレベーターは使っていますが
“閉じるボタン”が見当たりません。“閉じるボタン”なしの生活をしていても、人が乗り降りした後はエレベーターのドアが比較的サッと閉まってくれるのであまり気になりませんが。
“閉じるボタン”を何となく探してしまうのは日本のエレベーターを使ってきた習慣ですね。しかもドアが閉まるの、何だか日本のエレベーターより気持ち早めな気がするので…
あとエレベーター内の「◯◯階です」というアナウンスがないのも、初めはちょっと気になりました。別段必要としているわけではないので、ないのに気づいた程度です。
今日はここまで。
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