2017年4月28日金曜日

ドイツで日本の認識レベル

先日、職場の共用休憩室で旦那がおもむろに冷蔵庫から取り出し、隣で食べだしたおやつがコレ。




まず商品名が意味不明な上に、nipponの文字の後ろにある丸が完全にボンカレー!!


中身はチョコがけポン菓子ですが。遠目に見れば、カレールーに見えなくも…ない?(無理矢理)


旦那は商品名で『お!』となり、ポン菓子なので小麦粉も入ってないし食べられると思って買ったらしいですが


「そもそもドイツ人、ニッポンって単語の意味知ってんの?」と私が言い出したため、同じく休憩室にいた研修中の子(17歳に)聞いてみることに。


答えは「えー知らない」でした。やっぱりそうか。ドイツ語では日本って、ヤーパンって言うし


日本に興味でもない限り『日本語で日本って何て言うんだろう?』なんて考えませんからね、普通。


ちなみにドイツ語でドイツのことは、ドイチュランドと言います。ジャーマニーではありません。


そして話は変わって昨日、幼稚園のお迎えの際、長男と仲の良い子のお母さんとお迎えのタイミングが一緒になりました。


私と子ども達が日本語で話すので、少し気になったのかそのお母さんは長男に「日本語で1〜10って数えられる?」と聞いたり


長男の言う日本語の1〜10を真似して一緒に言ったりしていました。そして、さてここでお別れという時


「Tschüss(チュース)は日本語で何て言うの?」と質問。チュース自体は気軽なバイバイという意味で使うのですが


数秒悩んだ長男は「バイバイ!」と返答。いや、バイバイは英語やし!と思っていると、そのお母さんからも同じツッコミが入り


私が「さようならです」と代わりに答えると、SAYONARAというフレーズは聞いたことがあったらしく


ピンときた表情をした後「でもSAYONARAって、中国語じゃないの?」と…そうきたか…


「いや、中国語じゃなくて日本語です」と作り笑いを浮かべて教えておきましたよ。


私も住んでいるくせにヨーロッパの国々の地理的位置は未だちゃんと把握できていないし、


ましてやアジアの国々の文化や言葉の違いなんて、知らないのが普通だと思います。


まず、世界地図はそれぞれ自国を中心に置いて作っているので、ヨーロッパが真ん中にある場合


日本は本当に右の端っこーの方にチラッとある程度。簡易的な地図だと、省略されていて存在すらしていないパターンもありますし。


なので、他の国とごちゃ混ぜにされたり、誰も知らなかったり、奇異な反応をされたりすることは仕方ないと思いますが


日本人としてはやっぱりちょっと悲しいですね。でも「これは日本語で何て言うの」という質問は


『少しでも興味がある』ということだとポジティブに捉えているので、いつ聞かれても嬉しいです。


そこまで頻繁に聞かれることはありませんが(笑)そして今のところ「日本っていう国、聞いたことがない!」


という人には出会ったことがないので、それだけでも良しとしましょうか。最近日本では日本という国自体の自画自賛的な


テレビ番組が多いようですが、海外に住んでみて、日本が世界から絶賛されていると感じたことはないし


そもそも興味のある人の方が稀といった感じです。ドイツにいると時々「日本とは第二次世界大戦で一緒に戦った」とか


「乗っているのは日本車だ」とか言ってくるドイツ人はいます(笑)そんな国に10年も住んでいた旦那は、結構変わり者なんでしょうね。


今日はここまで。

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