おやつの時間になってきたので、そろそろ帰ろかーと家に向かって歩いていると、次男が持っていたボールを蹴り
当然本人の思う方向に行くわけがなく、道の端の方へコロコロ転がっていきました。次男本人が拾いに行き、ボールを持った瞬間
「痛ああぁぁぁぁい!!!」と火がついたように泣き出したので、私も長男もびっくり。
痛いところは手らしく、見てみても何ら変わった様子がない。ぶつけたり痛いことがあるとすぐに保冷剤で冷やす幼稚園の習慣から
「クールパッド!!」と要求してきたので、とりあえず急いで帰ろうと泣き叫ぶ次男を連れて帰宅。
家に帰っている間(徒歩1分くらいですが)に痛いと言っていた部分が何だか蕁麻疹のような赤みと腫れに。
とりあえず手を洗い冷やしていると落ち着いたようで、赤みと腫れもなくなりましたが、肝心の旦那がランニングに行ってていない!
どこの何が痛かったのかが次男の説明では泣き叫びすぎていてよくわからなかったので、もう一度ボールが転がっていった場所に一緒に行きました。
本人は痛い思いをしたので近づくのを全力で拒否しましたが、危険な毒だったら困るし、今後知っておくためにも
何とか励まして根気よく「これ?それかこれ?」と聞いてみました。痛かった時の説明では「刺さった感じ」と言っていたので
枯れ枝のトゲとか?と思っていましたが、めちゃくちゃ緑の生い茂ったところで、枯れ枝なんてありませんでした。
何となーくこれかな?の目星だけつけ、その辺りを写真に収めておき、旦那の帰宅後に聞いてみました。
私の説明を聞いた旦那は「あーそれ多分、Brennessel(ブレンネッセル)やな」と。いや何やねんその名前、痛そうやん。
brennenというのが、燃える・焼けるという意味なのです。日本語ではセイヨウイラクサというそう。
写真の葉先がギザギザしているものがセイヨウイラクサなのですが、茎にも葉にも
産毛のような細さのトゲがびっしり生えていて、触るとトゲから皮膚に毒が注入されるそうで、
その成分にはギ酸(アリの毒腺にもふくまれている)やヒスタミンが入っているため痛みとなります。
「いや、再現しなくていいから口で説明して」と頼むと、腕を力いっぱい雑巾絞りされた時のような痛みだそう。
友だちの腕を雑巾絞りするの、小学校で流行ったな…なんてどうでもいいことを思い出しつつ
この危険なセイヨウイラクサの葉の形をしっかり覚えておこうと心に誓いました。ちょっとシソの葉に似ていて覚えやすいかも。
ちなみに茹でたり干したりすると痛くなる成分はなくなるそうで、実は薬草としてはとっても優秀。
ハーブティーではネトルという名前で出回っていますが、あー何か聞いた事あるかも?と思いました。
食用として使う場合は柔らかい若葉のみを使います。収穫の際は表面にゴム加工をしてある手袋必須です。
ドイツではどこにでも生えている植物で、しかも枯らす方が難しいと言われるくらい生命力の強いセイヨウイラクサ。
子どもが自転車でセイヨウイラクサの茂みに全身突っ込む!なんてことも時々あるようで、トゲが刺さった時は
セロハンテープでペタペタくっつけて取れるらしいので、これも万が一の時のために覚えておきたいですね。
ドイツの子どもたちは触ると危険と知って育っているものの、息子たちはまだ知らないままなので
今日の幼稚園帰り、例の公園前を通るし子どもたちに『セイヨウイラクサ触らない』講座しておこうかな…
今日はここまで。
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