今年の6月30日、ドイツで同性婚を合法化する法案が可決されましたが、ついに昨日の
10月1日から合法化されました。昨日は日曜日だったので、本来なら結婚の手続きを行う
窓口は閉まっているのですが、自治体によっては記念すべき初日のために開けてくれたようです。
ドイツでは2001年に生活パートナーシップ法が成立し、同性カップルにも結婚とほぼ同じ権利が保障されていますが
内容は一般的な夫婦が保障される権利とは違うところも多く(特に養子や税金関係)、成立後も改定を重ねていました。
日本ではオープンにしている人がドイツより少ない(気がする)せいか、身近に感じることのなかった*LGBTですが
*同性愛者の(L)レズビアン・(G)ゲイ、両性愛者の(B)バイセクシュアル、心と体の性が一致しない(T)トランスジェンダーの頭文字
私個人の身近な例では、息子たちが通う幼稚園の親です。ある男の子にはお母さんが2人いるのです。
片方のお母さんがよくお迎えで一緒になるので何度か話したことがあるのですが、ある日「私の奥さんが〜」と
言い出したので、『あ、同性カップルやったんか!』と気づいたのでした。もう1人のお母さんも顔は知っているのですが
『この時々来る女の人誰なんやろう…』と正直思っていたので。どちらもお母さんでしたね。
そのお母さんたちには子どもが3人いるのですが、生物学的なお父さんが誰なのかは聞いたことがありません。
そもそも、お母さんのどちらとも血の繋がりがない可能性もありますしね。とにかく『お母さんとお父さん』という
組み合わせでなくても、幼稚園側も他の親たちも変に気を遣って特別扱いしたり、後ろ指さしたり
なんて雰囲気が全くなくて良いなと思いました。オープンにするしないは、本人たちの考えによりますが
幼稚園児の親という立場上、隠すのは逆に無理なのではと思いますし。私はLGBTのどれにも当てはまりませんが
時代に合わない法律を積極的に変えていくドイツの姿勢には賛成ですし、日本もこれは見習って欲しいなぁと思っています。
今日はここまで。
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