2017年7月27日木曜日

ドイツに感化されていく私たち

ドイツにまだ1年も住んでいませんが、日々少しずつ感じている私と子どものドイツ人化


2人の息子はドイツと日本両方の国籍を持っているので、厳密に言うとそもそも生まれた時からドイツ人でも日本人でもあるのですが


育っていたのは日本なので、見た目はどうであれ中身は日本人の関西人でした。でも子どもの適応力はずば抜けて高いので


どんどん幼稚園でドイツ語スキルを上げていき、兄弟間もドイツ語で話すようになり、


私へ話す日本語は今やめちゃくちゃ喋りにくそうです。そして話す内容もドイツ寄りに。


パターン1〜次男の場合〜


週末、家で過ごしていると突然「ビアガーデンに行きたい」と言い出した次男、3歳。日本でビアガーデンと言えば


夏にホテルやビルの屋上で開催されることが多く、どちらかと言うと大人向け。そんなこと言い出す3歳児って


日本ではなかなかいないのでは…でもドイツのビアガーデンは、ある程度の大きさのある店なら公園が併設されてることが


珍しくないので、顧客対象が幅広いです。あとは日本で言う『昼間っから飲むなんて』文化が強くないのもあるかもしれません。


パターン2〜私の場合〜


感化されているつもりはなかったのですが、約10年パートナーがドイツ人なので、何かしら影響は受けているのでしょう。


先日スーパーで買い物をしていると、関西弁で喋る親子を目撃しました。「あ〜他人が喋る関西弁懐かしいなー」と思っていただけでしたが


レジでたまたま私の後ろに並びに来たので、思わず「関西の方ですか?」と聞かずにいられませんでした。


向こうはいきなり話しかけられてビックリしていましたが、後から『日本の方ですか、じゃなくて何でいきなり地域限定してしまったんや』


と思ったのですが、この話を旦那にしたところ『会話で日本人って簡単にわかるねんから、どのエリアから来たか聞いた方がより面白いやん』


とポジティブなコメントをもらいました。そしてさらに『レジでいきなり他人に話しかけるなんて、ドイツ人化してきたな(笑)』と…


確かに、日本でレジに一緒に並んでいる人に、自ら話しかけたことなんてありませんでした。人見知りではありませんけどね。


ドイツではレジの待ち時間が長めというのもありますが、同じ境遇にあっている人同士が喋り出すというのはよくある光景です。


ドイツ人にも人見知りはいると思いますが、他人とのちょっとした会話は大半の人がし慣れている印象。


日本と同じでドイツでもおばあちゃんは高確率で話しかけてくるので、私も頑張って受け答えしていますが


何せシュヴァーベン訛りの方が多いので、「本気で何言ってるか分からん」ということもまだまだよくあります。


パターン3〜長男の場合〜


ドイツでは車社会なので、どこに行っても車が走っていますが、路駐も一般的。路駐可な道路がたくさんあります。


なので、駐車場ではなく普通に歩道沿いにたくさん車が停まっており、歩きながら喋りまくる長男は


ドイツに引っ越して最初の数週間のうちに、車メーカーの各マークと名前を暗記しました。どうも喋りながら旦那に教わった模様。


ドイツなので当然ドイツ車が多いですが、イタリアやフランスの車も多いです。もちろん日本車も。ちなみに今、我が家はMAZDAです。


バスやトラックの大型車はベンツ製が多いイメージ。アウディ、ポルシェ、BMW、フォルクスワーゲン、オペルは頻繁に見かけますし、電気自動車も多いです。


でも各メーカーの名前を教わったのがドイツ人である旦那なので、各メーカーの呼び方ももちろんドイツ式。


日本と呼び方が違うものを挙げてみます。( )内がドイツ式です。
BMW(ベーエムヴェー)、フォルクスワーゲン(ファオヴェー)、ベンツ(メルセデス)、スズキ(ズツキ)、トヨタ(トヨータ)など。


個人的には、日本人でもある長男がトヨタをトヨータと呼ぶのは何だかモヤモヤしますが。しかもスズキに至っては頭突きです。


ドイツ語のみで会話している場合は仕方ないかな…これは、ドイツ語でSUと書かれているのを『ズ』と発音するせい。


なので寿司はズシ、スズキはズツキ、相撲はズモウと発音されています。相撲に関しては、旦那に何度訂正してもズモウと言ってくるので


聞くたびにキーっとなります。日本に10年も住んでいたのに、相撲もまともに言えないなんて許せません。


毎日少しずつ、でも確実にドイツ慣れしていっている私たちなので、来月の日本滞在では逆カルチャーショックも


あるのかな…?と少し期待しています。子どもたちの反応も楽しみですね。


今日はここまで。


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