その名もベアラオホ(Bärlauch)!直訳すると熊ネギ。日本語ではクマニラやラムソンと言うらしいです。
今週たまたまスーパーのチラシを見ていると、ベアラオホの売り出しを発見!ついに始まったかー!
買いに行かねば!と思っていたのです。実は、去年の春頃このベアラオホの存在を知ったのですが
時すでに遅し…もう販売時期が終わっていたんですよね。なので今年こそは!と思っていたため。
スーパーにはあったりなかったりするため、毎週水・土曜でやっているマルクト(市場)で買うことに。
買う時おばちゃんに「どのくらいいるの?」と聞かれ、何グラムがどのくらいの量なのか分からなさすぎて
テキトーに「100グラムで」と言うとゴムでまとめてある太い束をガサッと計量。
「150グラムやけど良い?」と聞かれ、そのまま購入。1ユーロ50セントでしたよ。安い!
この笹の葉みたいなのがベアラオホです。ドイツにはニラが売っていないので、日本人は
ニラ代わりに使う人も多いよう。この時期ちょっとジメッとしたあまり日の当たらない森にも
生えているため、自分で摘みに行く人もいますが、葉の形がスズランの葉に似ており
しかもスズランは有毒なので慣れてない人は要注意。花が咲けばスズランとの区別が
つきますが、美味しいのは花が咲く前の葉がまだ若葉の頃。なので本当に販売期間が短い…
ニラと言えば餃子が頭に浮かびまして、今回は餃子とベアラオホの醤油漬けを作ることに。
醤油漬けは簡単。ベアラオホを洗って、1枚ずつ葉の水分を拭き取り、刻んでから醤油・みりん・酒に漬けるだけ。
普段はみりんってドイツでは高くて買わないんですが(いつも酒と砂糖で代用)、今回は3つを同量
入れないといけなかったので、それやと酒が多すぎる!と思って買ってきました。ドイツ生活初みりん。
お醤油も普段は小麦が入っていない丸大豆醤油ですが、『これ食べるの多分私だけやろ』と予想して
ドイツ生活初キッコーマン醤油も購入。しかも減塩タイプ。減塩食品とかドイツで初めて見ました。
そして漬けたものがこちら。長期保存用ですが、ご飯のお供って感じですね。
まずベアラオホを切って香りにビックリ!思いっきりニラを彷彿とさせる匂い!
でも実際目の前にあるのは見た目が笹で、何だか不思議な感じがしました(笑)
次に取り掛かったのが餃子。タネは今回たくさんベアラオホを使いたいし、と思ってキャベツは無し。
豚肉ミンチ・人参・ネギ・ベアラオホ・ニンニク・生姜・醤油・ごま油のみ。
でもタネよりも餃子の皮が難関…皮って普通のスーパーには売ってないし…売ってないなら作るしかないですよね。
今回は小麦粉のType405と550を同じ分量混ぜて作ってみました。ドイツの小麦粉についてはこちらをどうぞ。
皮作りは初めてだったものの、何とか皮も完成し、早速包んで焼きました!皮は市販品より
手作りの方がよく伸びて包みやすいということも、この日のお陰で学べましたし。
餃子は1人ランチの間にペロッと完食。タネが余っているのでまた餃子を作っても良いし、
チャーハンにしても良いなぁとベアラオホのお陰で料理熱が上がりました。ありがとうベアラオホ!
あとはバジルペーストみたいにオリーブオイルと松の実を混ぜて、ベアラオホペーストも
ドイツではよく作られるらしいので、これも試してみようと思っています。
今日はここまで。
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