ドイツに引っ越してきてから、基本的に晩ご飯は相変わらずドイツ式の我が家。ドイツ式の晩ご飯とは、別に大層な話でもなく
お昼ご飯を1日のメインとしているので、晩ご飯は軽めでパンにハム、チーズ、クリームチーズなどを乗せて食べるというだけです。(あとは寝るだけやし)
日本のように毎日晩ご飯のメニューが違って、何品も作る…ということをしなくなったので、めちゃくちゃ楽になりました(笑)
でも野菜は食べたいので、パンとパンに乗せるもの以外では生野菜を切って食卓に並べています。
こういう食生活なので、パンに塗るもののレパートリーを必然的に増やしたくなりますよね。ドイツは乳製品が豊富なので
クリームチーズ系はたーくさんありますし、肉食文化なので加工肉系もたーくさんあります。 もうすぐこちらに住んで1年になるので
その間できるだけ色々試してきたのですが、最近ふと旦那が「久しぶりに食べたいなー」と言っていたものをスーパーで見つけて買ってきたところ
私の方がハマってしまったもの…それはずばりSchmalz(シュマルツ)です!いや何それって感じだと思いますが、簡単に言うと動物(主に豚)の脂肪です。
もともと脂身大好き!ってタイプでは全くないのですが、シュマルツとは動物の脂肪分を熱して抽出、濾して不純物を取り除き、冷やし固めます。
そこに塩や香辛料で味付けしたものをパンに塗ったり、料理に使ったりするのですが、今回買って来たものは
カリカリにローストした玉ねぎが入っており、このカリカリと塩加減がツボでした。(ただし子どもらには不評)
まぁ簡単にいうと脂の塊をパンに塗って食べてるって感じなんですけどね…日本のお肉コーナーには
牛脂が無料提供されていますが、ドイツでシュマルツ手作りする人たちには無料で!なんて天国だと思います。
旦那も日本に住んでいた時は「これ無料!?」って驚いていましたし。ドイツで手作りするなら牛脂か豚脂を買わないといけませんから。
私達の住むシュヴァーベン地方では、ガチョウ、ニワトリ、アヒルの脂でシュマルツを作っていたそうですよ。
シュマルツを食べるのは主に冬だそうで、寒さに備えて脂肪を蓄えるって感じでしょうか。私もドイツの厳しく長い冬に備えて脂肪を…
蓄えたくはありませんが(笑)ドイツに住んだら絶対太る!と思っていたのに今のところ逆なので、ちょっとくらいシュマルツにハマっても良いやんね…?
今日はここまで。
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