これがRitter Sport(リッターシュポルト)、日本語表記だとリッタースポーツと呼ばれているチョコレートです。
アルフレッド・リッター氏がシュトゥットガルト近く、ワルデンブーフという町で始めた家族経営のチョコレート屋が始まりです。
創業は1912年で、お店がサッカースタジアムに近かったことから、お客さんにはサッカー観戦客が多かったそう。
そこで創業から20年後、奥さんからの「サッカー観戦しながら簡単に食べられるチョコはどうか?
また、スポーツウエアのポケットにも割れずに収まるものを」との提案で長方形から今の正方形に変更、
スポーツと名前についているのはこのためです。1960年からは正方形のチョコレートしか作らず、
アルミホイルに包まれていない、簡単に開けられる現在のパッケージ、Knick-Pack (クニック・パック)を
1976年に導入しています。私も初めて買ったときは正しい開け方が分からず、パッケージの端から
開けようとしてしまいましたが(笑)正しい開け方はまずパッケージを裏返し、パッケージが合わさった所に力が入るよう
両手で中のチョコごと割り開けます。中のチョコは碁盤の目に型がついているので、割りやすいですよ。
一般サイズは1枚100g、色々な味が入ってセットになっており小さめのminiと呼ばれているものは
1枚16.67gとめちゃくちゃ微妙な数字です(笑)でもお気に入りの味を見つけるのにはセットがオススメ。
右側の3つは春限定味で、上から順にスグリとシュトロイゼル、レモンクリーム、蜂蜜クリスプ。
シュトロイゼルは、ケーキの上などに乗っているボロボロしたクッキー生地のようなものです。
さて、リッタースポーツの知識を学習したのでやっとミュージアムの紹介を始めます。
こちらは車内からまず発見した、リッタースポーツの工場。一目で分かる、あの正方形!
こちらはオフィス。とにかく正方形を推してきます。
そしてこちらがミュージアム。こっちは正方形推しちゃうんかいと思ったのは私だけでしょうか。
ただ、建物の天井から降り注ぐ光は正方形でした。美術館(テーマは変わります)とカフェも併設。
リッタースポーツミュージアムは入場無料なので、そのままスーッと入りました。
初めはチョコレートメーカーには欠かせない原料、カカオ豆の説明から。ロースト後のカカオ豆の試食もできました。
まさにピュアカカオパウダーの味。苦いけど、鼻に抜ける風味はチョコレートを連想するいい香り!
様々な味を販売しているので、それぞれの原料の説明も。原料の香りを嗅げる機械もありました。ボタンを押すと穴から香りが。
子どもたちは『ボタンを見れば押さずにいられなくなる病』にかかっているに違いないと確信しました。
他には歴代のパッケージ展示や、当時のテレビコマーシャルが流れていたりと面白かったですよ。
こちらは現在のパッケージですね。これで全てではありませんが、本当にたくさん味があります。
展示コーナーを終えるとショップがあります。ここで儲けられるからミュージアムはタダなんかなぁと(笑)
こちらは1枚250gの大きいサイズのもの。大きくても正方形!でもさすがにこれはポケットに入らない気が…
miniの長ーい詰め合わせもありました。72枚入りで1.2kg入っています。お土産としてインパクト大!
限定期間が過ぎたものなどが詰め合わせになって、お得な価格で売られていました。
観光バスも結構来ていたので、ここでお土産購入していく人が多そうです。そういう私たちも
お得価格にやられて自宅用に買って帰りましたからね(笑)普段、ドイツのスーパーでは一般サイズが1枚1ユーロくらいです。
日本でも比較的手に入りやすいドイツ菓子なので、是非お気に入りの味を探してみてください。
今日はここまで。
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